ホームメイド核融合炉!?
気になる記事を見つけました。
高校生が核融合炉を作った!? http://news.livedoor.com/article/detail/3170003/
まあ、見た目やサイズからしても、近年研究されている磁場でプラズマを閉じ込めるものでなく、真空容器内で放電させるタイプ(TVのブラウン管みたいなもの)だと思うんですが、それにしてもすごい。 でも2億度ってほんとかな・・・? 瞬間温度ということ?でなければ、この装置自体が溶融するのでは?
先日の地震で、柏崎原発をはじめ他を含めた原発の賛否が問われてる今、1日も早く核融合発電が現実のものとなってほしいものです。。
コメント
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初歩的な質問なんですが、原子力発電というのは核融合とは違うものなのでしょうか?
違うものだとしたら、なにかメリットとかはあるのですか? 危険性とかは?
全くの素人なものでスイマセン・・・。
投稿: よっしぃー | 2007年7月20日 (金) 23時10分
>よっしぃー さん
現在の原子力発電所では、核分裂時の熱エネルギーを得るのに対して、核融合は文字通り原子核が融合(くっつける)する時に発生するエネルギーで、それぞれ全く別のものですよ。
核融合のメリットをあげるなら、原発のような高レベルな放射性廃棄物が出ない、原料の入手が容易といったところでしょうか。
危険性については低いと言われています。
~豆知識~
原発の核分裂はウラン235に中性子をぶつけて核分裂させます。
現在研究が進んでる核融合は、重水素とトリチウムの原子核を融合させます。
重水素(陽子1個+中性子1個)とトリチウム(陽子1個+中性子2個)が融合すると→ヘリウム(陽子2個+中性子2個)+中性子1個になります。ここで出来た中性子は、炉の外壁のリチウムと融合してヘリウムと原料の一つであるトリチウムになります。
自分で原料を作ってしまい、出てくる廃棄物は安全なヘリウムとうのだから、まさにクリーンな夢のエネルギーです。
ただし、中性子の扱いやプラズマの閉じ込めなど、まだまだ問題は山積みです。。。
投稿: け | 2007年7月21日 (土) 10時31分